同志社女子中高

中二頃から、金持ちなのに真面目に勉強しないこの学校の連中に嫌気がさして、高校は公立を受験したいと親に言ったが、とりあってもらえなかった。

それでもこの学校が嫌で、大学は付属校への進学を拒否して、東京の国立大へ行った。

ちなみに、妹も別の中高大一貫校へ行っていたが、やはり系列の大学に進学せず、彼女は大阪の某国立大へ行った。

 

親が家で自慢してるんだろう。自分の親の自慢。親の職業。自分の親は医者だとか、会社経営者だとか、そういう医者とか士業のオッサンが、美人な女と結婚して、生まれた女をこの学校に入れる、で、大学まで勉強しなくても同志社大卒という学歴、大学から同志社入った人とは違って、脳みそのない肩書が手に入る、そういう学校だった。

 

勉強しなくても付属の大学に上がれるから、そのダメな雰囲気から悪影響を及ぼされないように身を守るのに私は必死だった。

まじめで堅実な雰囲気の学校に行きたかった、といつも思ってた。

勉強しない金持ちのバカといっしょの環境にいるのが。進学校で、真面目に勉強する人たちと学校生活送りたかった。

価値観の合わない人々の中で貴重な時間を費やした十代だった。