千鳥格子の模様の服を見ると、吐きそうになる
白黒の千鳥格子の模様の服は、コートやワンピースなどで見かけることが多い(70年代風)。
私はあの模様がすごく苦手で、視界に入ると、比喩ではなく、本当に、吐きそうになる。
ゴチャゴチャした柄に、白と黒というコントラストの強い配色。もっと溶け合うような色の組み合わせにすればいいのに。
だいたい、あの柄は、日本人には似合わないと思うな。彫りの深いくっきりした骨格で、なおかつ美人じゃないと似合わない柄だと思う。
ともかく、街で、あの柄を見かけると、目を逸らして自己防衛している。
ウールやアクリルなどのモケモケした生地にあの柄がのっていると、モケモケの布を口の中に押し込まれて、口中の水分をすべて吸い取られるのを想像させられて、毎回喉がつまったような感覚になる。