自分の親は、子どもに向かって、嫌がってることを、わざと、何回も、しつこく、何年も言う。

人が嫌がってることを、何回も、しつこく、何年も言う。これが、自分の両親に共通した特徴。

 

家で歌ってると、「音痴、音痴」と何回も何回も母親に言われた。からかうような調子で、何回も、何回もバカにして言ってくる。

さいころからそう言われ続け、学校の音楽のテストでは歌えなくなった。

ピアノを習っていて、毎週のレッスンで音を取って歌うセクションがあるのだが、そこでも小さい声しか出せない。

小さい声しか出せないのは、音痴がバレないように、という意識が働いていたのだと思う。今から思うと自分ながら健気。

家で、何度も、何度も自信をくじくようなことを言ってくる。

歌おうとすると、喉がつまったようになる。

もともと緘黙なのを、自分で、気を引き立てて、必死に外では社交しているのに、歌うということ自体に、気後れさせるように育てられた。

母親は、小さい頃、私に、外で、人に、何回も何回も「この子は引っ込み思案」などと言っておきながら、その実、そのように育てているのは自分。

言われるたびに、腹が立つ。怒りを、母親が、子どもに生成させている。自信を失わせている。

そんなに、何度も何度も音痴、音痴って言って、それなら、一生、歌わなければ良いのか?

死んでくれ。