小四の夏休み、今庄365スキー場に合宿に行かされた

小四の夏休みの後半二週間、福井県の今庄町というところにある、今庄365スキー場に合宿に行かされた。

 

関西圏とその地元から小四から小六までの子どもが集められ、30人くらいの子どもに、大人の監督5,6人がついて、その二週間、スキー場の建物で寝泊まりして、集団生活する。

確か、文部科学省主催だったと思う。

自分は勝手に父親に申し込まれて、勝手に行かされたので、よく知らない。

これと、もう一つ、夏休みの前半に高知県四万十川でやる合宿にも申し込まれていたが、そちらは落選したようで、この今庄になった。

自分は、何かよくわからんこんな合宿に行きたくもないし、興味もない、それなのに、勝手に申し込まれていた。

例によって、父親(中村信次)が、自分一人で盛り上がって、「これ行ったらいい」などと言いながら申し込まれた。

じゃあ自分が行けよ、と言いたかったが、そうするとまたすぐヒステリー起こしてガミガミガミガミ言ってくる。こっちがストレスになるだけ。

 

もし、こういう時に、こっちの「要望」を聞き入れて行かずに済んだら、いつまでもいつまでもその後何年経ってもネチネチネチネチ「あのとき今庄スキー場行けばよかったのに」「せっかく申し込んであげたのに」「いいと思って申し込んだのに」など言われる。

また、その前に、自分が思い通りにできなかった不満を、子どもに向かって、思いっきりぶつける。

死ねばいいのに。

そういうことになるのが目に見えてるから、めんどくさいし、行きたくないけど、今庄に行った。

合宿が終わった後、もう一生、今庄には行きたくないと思って帰ってきた。当然だよな。自分が全然知らない土地から、自分にとってはトラウマが詰まってる土地になったもの。

 

それまで全く面識のない子たちといきなり二週間も共同生活、しかもそれを監督する大人も、全く知らない人たち。

まず、それがすごく嫌だった。

知らない人なんか信用できないじゃないか。

それで、四六時中人といっしょにいる。

大人たちからは監視されるし。

トイレしか、一人になれる場所がない。

それがストレスでストレスで、精神的に追い詰められた。

 

二週間、監獄にいるようだった。

二度と行きたくないと思った。

ホームシックではなく、他人との共同生活に耐えられなかった。

とにかく、指導者の「管理」がイヤ。

それに、女はこんなところでもすぐにグループを作ってコソコソやつ。

小四から小六の子どもでもおばはん(あえてこの言葉を使う)と変わらん。

 

この後、中学の部活の合宿、それも夏休みだったが、に中二と中三の二回行って、自分は、こういった「合宿」みたいなのが死ぬほど嫌い、耐えられないのがよく分かった。

だから、それもあって、大学ではサークルにも部活にも何も入らなかった。

信用できない人間と寝泊まりするのがほんとにイヤ。