携帯
自分が中高生だった、2002年から2008年は、まだ、携帯はガラケーだった。
中学受験をして私立の女子校に入り、40人(途中から41人)のクラスの中で、携帯電話を持ってないのは、私と、もう一人だけだった。(NSMRという子だった。)
そのもう一人も、中一から中二になる時に、携帯電話をもたせてもらってた。
多分、中高一貫校で、高校を卒業するまで携帯電話を持ってないのは私だけだったんじゃないかな。
ほとんどの学生が電車通学の学校で、携帯電話は登下校中に痴漢に遭ったり運行トラブルに遭った時に必要、と考えてもたせる親が多いのだと思う。
バス・自転車のみで通学の子も携帯もってたけど。
あとは、子ども同士のコミュニケーションツール。
自分は、京都市営地下鉄と徒歩で計一時間ほどの通学時間。
家から歩いて25分ほどの御陵駅から電車に乗り、烏丸御池で乗り換えて今出川で降り、そこから徒歩15分ほどで学校。
朝7時15分から20分の間に家を出て、8時10分台に学校に着く。
京都市営地下鉄は、それほど混まないし、トラブルもないが、携帯電話を持ってないことでいちばん困るのは、人とのコミュニケーションにおいてである。
私立なんか皆携帯持ってて当り前なのにな。
自分は、父親が一人カルトで、それを家族全員に押し付けるから、自分も、自分の弟も妹も、中高時代は携帯持ってない。
妹は中高時代、母親の携帯を使って、友達と連絡とっていた。
子どもの頃から、自分の家だけシャンプーがない、とか、自分の家だけ~~できないが多かったから、そのたびに、いつも、内心、怒りを溜めていた。
携帯電話を自分だけが持ってないことで困ったことはたくさんあるが、特に、部活の連絡で困った。
学期中は決まった曜日、時間でスケジュールが組まれているからいい。ほぼ毎日部活あるし。
でも、夏休みとか冬休みなど、長期の休暇中は急にスケジュールが変わることがあり、自分のところにだけ、連絡が来なくて、わざわざ片道一時間かけて学校に行ったら部活やってなかったとか、逆に部活があったのに行けなかったとかがあった。
同女は土日は授業がないので、土曜に部活があると、部活のためだけに学校に行くことになるが、その土曜の部活もスケジュールが急に変更になることが多々ある。
例えば午前の部活が午後に変更になったり、午後にあったものが午前に変更になっていて、学校に行ったらもう部活終わってた、なんてこともある。
そうすると、無断欠席になる。
そういう時、「なんで来なかったん?」と先輩に言われる。
そしたら、連絡が回ってこなかったと答えるしかない。
土曜日に、部活のためだけに学校に行って、体育館行っても誰も部活のメンバー来てなくて、学校の事務室前に張り出されてる体育館使用スケジュールを見に行って、部活のスケジュールが変わったことをそこで知って、何のために学校来たのか、と思いながら帰ったことが何度かあって、本当に時間も労力もムダな上に、自分だけ知らないという事実にショックで携帯ないことで何回もイヤな思いさせられた。
携帯あったらちゃんと連絡回ってくるのに。
親を刺し殺したい。
一応連絡網はあるものの、もし家電に連絡して誰も出なければ、伝わらない。
それに、家電は親が出るかもしれない。
連絡網を回す方は、電話口に本人じゃなくて親が出るのはめんどくさいと思う。
携帯があれば、もし電話に出れなくても、メールで連絡ができるのに。
連絡網で私が次に回すことになってる子は、携帯で、他の子からスケジュール伝わってきて、変更を知ってたりする。
結果、知らぬのは私ばかりということになる。
もちろん先輩たちも皆携帯持ってる。
部活の連絡で携帯が必要、と言っても全く、聞き入れない。うちの親は頭おかしいから。