中高はまじめで堅実な雰囲気の学校に行きたかった。
いっしょうけんめい勉強して、色々犠牲にして私立の中学に入ったが、全然、自分の理想とは違った。
中二で、既に、違和感がはっきりしていた。
ああ、この学校、大したことないんや、ということが分かり始めた。
中学卒業後は、同女やめて公立の進学校に行きたかった。
親には高校受験したいと訴えていたのに、反対され、仕方なく内部進学した。不本意。
バレーボール部の榊原、教室の一番後ろの席だった私の机の上に脚をのせてバレーボールのあの白いハイソックスをはいていた。
私が心底この学校を嫌いになった事件の一つである。
入学して中一の新学期、全身バーバリーの子が何人もいた。
全身ナルミヤブランドの子もいっぱいいた。
当時から、バーバリーは美的にはいいと思わなかったけど、とにかく金にあかせて分かりやすくバーバリーチェックで全身揃えてすごいなー、という感じ。
見た目で威嚇。見た目はどうでもいいんだけど、中身が伴ってない。
同志社という、中身のないブランドにつられて来てるからそれもそうだ。
高校に上がると、ルイ・ヴィトンやジャックルコーの鞄で通学する子、全身Vivienne Westwoodやら全身ロリの子やらいた。
全体的に華美な学校で、いつも思ってた。
まじめで堅実な雰囲気の学校に行きたかったなあ、と。