大学教員という人種に対して抱いた感想。
大学に入るまで、大学の先生というものは皆「すごい人」なのだと幻想を抱いていた。
けれど、実際大学に入って、別にそんなことはないことが分かった。
幼稚園から高校までの人生で関わった教員たちの中で、「先生」だと認めてもいい人間がほとんどいないのと同じで、大学の教員も、大したことのない奴の方が多い。
大学教員は、教授、助教授、講師含め、教えるのも仕事のうちなのに、教えるのが嫌そうな奴、いっぱいいる。
はっきり言って、学生から見ると、すごく幼稚な大人だな、という印象を受ける。
大学の授業は、一時間半の一つのコマが一学期に約十五回行われるが、それだけ長時間、同じ教員が登壇していたら、授業内容に対する熱心さとか、授業をする態度で、コイツ、だいたいこういう人間性やろうなあ…とおおよそ察しが付く。
それまでの学校、塾生活でもそうだが、授業を総括して振り返ると、最終的には授業よりも、授業をしていた人物が印象に残る。
大学教員というのは、社会に出たことがないからそういうふうになってくるんだろうなあ。
研究者なんかになるのは金持ちでないとなれない。
実家に金出してもらって、大学院まで行って、生活費ももらって、っていう経済状態でないとなれないからなあ…。
半分遊びみたいな感じ。
それで長い事、学生時代から意識変わらずに生きてきて、そういう甘えた心根で生きて来てるからナメた態度になるんだろう。
大学に勤めてるけど、学生向けの授業にはやる気がない、だからといって、何か他のことで独立して生きていくこともできない。
世間知らずのままオッサン、オバサンになった人々の集まり。
イヤイヤ教えてる奴に限って、大した研究成果出てない。
文系の研究なんか外から見れば遊びみたいなもんなんだから、学生に教えることくらいちゃんとせえよ、という感じ。
教えることすらまともにできない奴は自分を高めることもできない。
授業という、自分のパフォーマンスを振り返ることができない、いや、頭に浮かぶことすらないのかもな。