大学生から20代前半まで病跡学に興味をもっていた

自分が精神病ではないかという疑いは、親からの虐待のせいで8歳ごろからずっと持っていて、大学生になってから色々と精神科医の書いたものを読むようになった。

 

精神科医の本を読むうちに、木村敏などの本を読んで、大学生の後半から病跡学に興味をもつようになった。

 

もともと絵画を見たり、音楽を聴いたりなどの芸術鑑賞が好きだったのと、自分は精神病ではないかという疑念が交錯して、病跡学に興味をもつに至った。

 

当時は、精神病の妄想と、創作の直感的なビジョンはどう違うのか、もともと普通だった人が、狂気に陥ってしまうのはなぜか、芸術家が狂気に陥っても、創作のモチベーションは変らないのだろうか、などといったことにすごく興味があって、色々と本を読んでみたりしていた。

 

大学の卒論(と呼べるほどのものではないが)も、病跡学をテーマにして書いた。

精神科医でもないし、結局、残されたものからあれこれ推測しても仕方ないのだが、と今は思うが、当時は、とにかく、芸術家と精神病の結びつきというテーマに惹かれていたのであった。

 

その後も精神病への興味は今も引き続きもっており、精神科医の書いたもののみならず、禅やスピリチュアル方面にも興味が広がってゆき、興味対象としては、病跡学よりも、自分の精神面の病的なところを見つめることに焦点が定まってゆき、病跡学への興味は今は休止状態である。